2023.11.11
喪中にお歳暮を贈るとマナー違反になる?のしの扱いに注意!自分が喪中のときは?
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ご挨拶やそのための贈り物を用意することは、ビジネスパーソンにとって大切な思いやりと言えるでしょう。
しかし、喪中にはそうした風習を断らなければいけなくなるものです。
今回は特に、喪中におけるお歳暮のやりとりについて解説していきます。
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目次
自分が喪中の場合にはお歳暮はどうすればいい?
喪中には、新年のお祝いなどの華やかなイベントを控えるのが一般的ですよね。
しかし基本的に、お歳暮などの品物は喪中であっても贈って構いません。
お歳暮はお祝いなどのめでたいものではなく、あくまで「今年もお世話になりました」という挨拶です。
特に、相手への感謝やお礼の気持ちを伝えるために用いられます。
そのため喪中であっても、お歳暮を贈ること自体は問題ありません。
ただし「忌中」であれば、お歳暮も控えた方がよいでしょう。
「喪中」と「忌中」の違いとは?
喪中も忌中も、家族や親族が亡くなったあと、故人を偲び、喪に服する期間であるという意味では変わりません。
しかし、「亡くなったあとのいつ頃の期間か」によって、喪中か忌中かがわかれます。
忌中とは、故人が冥土で旅をする期間を指し、いわゆる「四十九日」までの期間のことです。
仏教であれば四十九日までですが、神式では五十日までと、宗派によっても忌中は違います。
中にはそもそも、忌中そのものをもうけない宗派もあります。
忌中のあいだはお歳暮のやりとりも控えましょう。
一方で喪中については、基本的にどの宗派であっても存在します。
喪中は多くの場合、一周忌法要が終わる頃までが目安となります。
お歳暮の贈り先が喪中の場合はどうすればいい?
前述の通り、基本的には喪中であってもお歳暮を贈って問題ありません。
これまでお歳暮のやりとりをしていた相手が亡くなってしまったときでも、引き続き感謝の気持ちを伝えるためお歳暮を贈ること自体は問題ないでしょう。
ただしその際、かけ紙などに故人の名前を書かないよう気をつけます。
また、自分が喪中の場合と同様に、贈り先が忌中の場合にはお歳暮は贈らないほうが良いでしょう。
忌中のあいだは、まだ故人が亡くなってから時間が経っておらず、心の整理ができていないケースもめずらしくありません。
ばたばたした中でお歳暮のやりとりも行うとなると、相手の負担も増えてしまうでしょう。
相手を気遣う意味でも、忌中のあいだしばらくはやりとりを控えることをおすすめします。
相手へのご挨拶やお礼を伝えたいときには、忌明けしてからお歳暮ではなく「寒中御見舞」として贈りましょう。
さりげなく、相手を気遣う言葉を添えるとさらに印象がよくなります。
故人宛にお歳暮が届いたときはどうすればいい?
さまざまな行き違いによって、故人宛にお歳暮が届くこともあるでしょう。
基本的には、故人宛のお歳暮も遺族が受け取って問題ありません。
「本人でないのに申し訳ない」と思ってしまうかもしれませんが、あくまで感謝の品ですから、拒否する方がかえって失礼に思われてしまうでしょう。
喜んで、素直に受け取ってください。
ただし注意しなければいけないのは、贈り主は故人が亡くなっていると知らない可能性があるという点です。
故人宛てのお歳暮が届いたら、送り主にお礼を伝えるとともに、念のため亡くなったことをお知らせすると良いでしょう。
ちなみに「なにかお返しした方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、基本的にお歳暮にはお返しが不要です。
その分、お礼状やお礼の連絡だけは伝えましょう。
喪中にお歳暮を贈るときの注意点
喪中にお歳暮を贈るときには、のし紙に注意しましょう。
お歳暮では多くの場合、紅白の水引が印刷された熨斗紙が使われます。
一般的なお歳暮であれば問題ないのですが、お祝いやめでたい雰囲気は喪中では避けた方がいいでしょう。
喪中では、のしの代わりに白無地のかけ紙や白い短冊を使ってください。
しかし、マナー違反にならないとしてもやはり喪中は普段通りに振る舞うのが難しい人もいるでしょう。
そんなときには、相手への気遣いが大切になります。
相手を気にかけるメッセージを添えたり、お歳暮とは別に挨拶の粗品を送ったりして、適切な距離感を図るのも良いでしょう。
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まとめ
喪中は喪に服す期間であることから、さまざまなやりとりに気を遣ってしまいますよね。
しかし基本的に、お礼の気持ちや感謝を伝えるお歳暮は喪中であっても贈ったり、受け取ったりして構いません。
ただし故人が亡くなってから日が浅い忌中には、お歳暮のやりとりを控えた方が良いでしょう。