2022.5.1
記念品につける「のし紙」マナー!失礼のない書き方とは?
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記念品を贈るにあたっては、相手に嫌な思いをさせないようにマナーにも十分注意しなければいけません。
特にのし紙は、書き方も特殊なため「なにをどんな風に書けばいいの?」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
あらためて、のし紙の基本マナーや書き方を確認してみましょう。
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熨斗(のし)とは?
熨斗(のし)とは、贈り物につける、「どのような贈り物なのか、誰から贈られたのか」といった情報を明確にする紙のことです。
周年記念、創立記念、卒業記念といった贈り物に使われる日本の伝統的な飾りのため、あらゆるシーンで目にするでしょう。
古くから、特に目上の人や大切な人への贈り物には必ず用いられてきました。
紙に墨汁と筆で、贈り物の目的と贈った人の名前を示し、水引を飾ります。
現在では、のしと水引があらかじめ印刷されている「のし紙」を使うことが一般的です。
近しい相手であればのしを用意しないリボンラッピングなど、カジュアルな包装を利用しても問題ないでしょう。
ただし、のし紙も使って、その上からリボンを重ねるようなラッピングはNGです。
水引はどのように使い分ければいい?
水引にはちょう結びと結び切りといったパターンがあり、それぞれ使用するシーンが違います。
ちょうちょ結びの水引は比較的使用頻度が高く、その名の通りちょうちょ結びの形をしています。
ちょうちょ結びは、何度でも結びなおせるため「何度経験してもよいお祝い事」に使われています。
例えば昇進祝いや周年祝い、新築・開店祝い、入学・卒業祝い、出産祝いなどがあたります。
一方、結び切りは固結びのような形になっており、「一度きりのお祝い」のタイミングで使われます。
例えば結婚祝いや病気・怪我の快気祝いにはこちらを使いましょう。
反対に、ちょうちょ結びを使うと人によっては離婚や病院・怪我を求めているかのように感じて気を悪くしてしまう可能性もあることから、使うシーンには十分注意してください。
のし紙の表書きの書き方は?
適切な水引を確認できたら、続いて表書きを書いていきましょう。
表書きとはのし紙の水引よりも上の部分に書く言葉のことで、「創立記念」や「出産祝い」というように、贈り物の目的を明記してください。
古くは筆を使うのがマナーとされていました。
しかし最近では、筆ペンやサインペンを使うケースが多いようです。
ボールペンで書くことはNGですので、注意してください。
また、このとき水引に文字が重ならないように注意しましょう。
表書き・水引の下部分には、贈り主の名前を書きます。
贈る相手ではなく、自分の名前を書く欄ですので間違えないようにしてください。
企業や団体として贈る贈り物であれば、名前だけでなく企業名や団体名も忘れずに記載しましょう。
連名であれば、地位や年齢が高い人が右にくるよう順番で記載していきます。
地位や年齢が変わらない関係性であるのなら、右から五十音順で名前を書いてください。
夫婦であれば、男性が右、女性が左となる書き方が一般的です。
もし、連名人数が多くすべて書ききれないようなら「○○(社員など)一同」という形で省略しましょう。
のし紙の巻き方には種類がある
のし紙の巻き方にも、水引と同様に種類があります。
ひとつは、商品にそのままのし紙を巻き、その上から包装する「内のし」です。
この巻き方では、のしがその名前の通り「内側」に収納されることが特徴です。
内のしであれば、お渡しするときに表書きが相手に見えません。
そのため内祝いのように、どんな贈り物かわからない状態で渡したい、さりげない贈り物のときに使われます。
内のしであればのし紙が汚れることもなく、郵送や宅配便で贈るときにも安心です。
もうひとつは、包装の上からのし紙を巻く「外のし」という巻き方です。
外のしは、内のしと対照的に表書きがわかりやすいため、相手に目的を伝えたいお祝いの贈り物などで利用されます。
どんな贈り物か一目でわかることから、贈り物を手渡しするときにもおすすめです。
巻き方にまつわる使いわけの細かなマナーやルールはないため、シーンに合わせて選んでください。
まとめ
贈り物に巻くのしは、古くから大切な贈り物に使われてきた伝統的なものであることから、相手に失礼のないようマナーやルールを事前にしっかり確認しておきましょう。
特に、水引や巻き方にはパターンがあるためどんな贈り物なのかを踏まえて最適なものを選んでください。
あわせて表書きや名前の書き方についても正しいものを覚えて、相手が快く受け取れるように工夫しましょう。
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