2022.10.21
記念誌とは?社史とはどう違う?制作の流れに注意
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主に企業や団体の節目に制作される「記念誌」を目にしたことがある人、手に取った経験がある人も多いのではないでしょうか。
その名の通り記念となる品ですから、所属している企業や団体がなんらかの記念を迎えるタイミングでは、記念誌を作ってみるのもいいかもしれません。
そこで今回は記念誌制作について、流れや大事なポイントをご紹介していきましょう。
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記念誌とは?
記念誌とは、その名の通り「創業〇年記念」のように、ある出来事の記念として作られる冊子のことです。
節目のお祝いや受賞記念として制作されることもあります。
構成や内容については「必ずこうでなければいけない」というものはなく、それぞれの色を出しながら自由に検討して構いません。
例えば「創業〇年記念」であれば、創業からの歴史、創業者のプロフィールや言葉、現在の代表取締役の功績など、その企業の特色を自由に取り入れることができます。
反対に、上記のような内容にまったく触れなくても問題ありません。
例えば「歴史」となる部分は省いて、「現在の企業」にフォーカスした内容にしてもよいでしょう。
「記念」となりそうなメッセージや内容を自由に考えられるので、数年に一度というようなペースで作っても、その都度制作の楽しみが感じられるでしょう。
さらに企業や団体でなくとも、個人的に節目となるタイミングで記念誌を作るケースもあります。
例えば結婚や退職など、人生の大きなイベントに際して作成してみるのもよいでしょう。
記念誌と社史との違いとは?
企業における「記念誌」と近しい存在のものに「社史」があり、どう違うのか一見わからないと感じてしまうかもしれません。
社史とは「歴史」の「史」の字が入るように原則歴史をまとめる役割を担っています。
創業はいつか、そして現在までどのような動きがあったのかを端的に、もしくは精密にまとめることを目的としています。
一方で記念誌となると前述のように内容を自由に定めることができ、必ずしも歴史を記載する必要はありません。
「記念誌」の中に、「社史」と同じ、もしくは近しい内容を含むものがある……というようにイメージしましょう。
ちなみに社史は〇周年のような節目だけでなく、代表取締役交代などの節目で作成されることもあります。
記念誌を制作する目的
記念誌は自由だからこそ、「いつ、どのような目的で作るもの?」と悩んでしまうかもしれません。
記念誌制作の主な目的は、やはり「記念に残すこと」でしょう。
なにかお祝いしたい出来事があったときに、その記念として、お祝いの気持ちを形にするために作られます。
ここまで支えてくれた顧客や日頃からお世話になっている取引先などにもを記念誌を配布することによって、改めて感謝を伝えることもできます。
もちろん社外の人だけでなく、社内のスタッフにとっても記念誌は価値のある存在です。
皆で力を合わせてなにかひとつの偉業を達成したとき、記念誌を制作することによってモチベーション向上につながるかもしれません。
記念誌を通じてこれまでの努力を振り返ったり、重ねてきた努力を今一度確認することによって、社員にとって「己の頑張りが報われた」といった感慨につながる可能性があります。
結果として一体感・連帯感がさらに向上し、よりよい企業・団体として成長することにつながっていくでしょう。
記念誌制作の流れ
記念誌を制作するときには、多くの場合長い年月が必要になります。
具体的には1~3年ほどかかりますので、理解した上で制作にあたりましょう。
まずは、記念誌制作にまつわる社員を選定し、編集委員会を作りましょう。
編集委員会内では、改めて「どのような目的で」「誰へ向けて」記念誌を制作するのか確認し、明確にしていきます。
内容についての大枠を確認できたら、続いて企画書を作り、具体的な内容をつめていきましょう。
具体的な内容が決まったら、原稿の執筆や資料の収集へと進んでいきます。
取材や撮影が必要であれば、誰が担当するか、依頼するのかということも決めながら進めていきます。
ある程度、原稿や資料のボリュームに検討がついたら、デザインワークも決めていきます。
目に付きやすい表紙デザインはもちろんのこと、文章のフォントや字詰めなども含めて、決めていきましょう。
トータルの調整をして無事に原稿が完成したら、印刷所へ入稿します。
入稿後、サンプルをチェックしながら内容についてよく確認し、誤りがないように目を通します。
特に「事実が間違っている部分」「他者の権利を害している部分」などがないかということについては、厳しくチェックしましょう。
その後、必要に応じて修正を行い、最終確認の上で印刷、完成となります。
まとめ
企業や団体の記念誌は、なにかの記念やお祝いの際、作成することで大切な思い出として形に残すことができます。
記念誌の制作とともに、記念ノベルティなどを制作することによってますます印象づけることができるでしょう。
ご検討の際には、e販促ストアへご相談くださいませ。